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	<title>栃木県下野市の心療内科、精神科なら医大前メンタルクリニック</title>
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	<description>うつ病、抑うつ、ストレスでお困りなら宇都宮からもお越しください。</description>
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		<title>セカンドオピニオン（２）</title>
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		<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 09:30:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　この症例は、すんでのところで、医師の誤診を救いえたケースであるが、こんなケース、しかも最初の医師の診断どうりに、さらに先に行くといったケースも、少なくないのではないかと思われる。　　　　　先日、ご両親に付き添われて、私のクリニックを受診した患者さんも、そんな驚くべきケースであった。患者さんは約３０歳の男性。高校卒業後、１年間オーストラリアに留学経験がある。その後、専門学校に１年間通った後、アルバイトを転々としていた。約５年前に対人関係の不安を訴えて、茨城県有数の精神科病院を受診したところ、統合失調症（破瓜型）と診断された。紹介状によれば、意欲低下、コミュニケーション能力低下があるが、陽性症状はないという。こうして、患者さんはその病院に通院するようになった。デイケア、心理カウンセリングも受けていた。（この間、入院２回）一方、抗精神病薬としては、エビリファイ２４ｍｇを主剤としていたが、最近、体重増加と糖尿病を発病したため、家族が不審に思って、転医騒ぎになったのだという。 　さて、担当医は確かに当院初診時の約１カ月前に、エビリファイを中止している。その結果、処方は次のようになった。　 　　 　　１）タスモリン（１）　３錠、インプロメン（３）　３錠、アナフラニール（２５）　３錠、　 　　　　コントミン（２５）　３錠、ソラナックス（０．４）　３錠　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分３毎食後 　　２）インプロメン（３）　１錠、べゲタミンＡ　１錠、ハルシオン（０．２５）　１錠、　 　　　　コントミン（２５）　１錠　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分１就寝前 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　エビリファイは確かに、その致命的な副作用のために、他に使う薬がない場合を除いては、私は使わないようにしている。しかし、そもそもこの人は、こうした抗精神病薬をのみ続ける必要がある人なのだろうか。つまり、統合失調症という診断は正しいのであろうか。患者さんから病歴を聞いてみても、幻覚、妄想の体験はないと言っている。もちろん、まれには、そういうケースもなくはないが、そういう場合は、より慎重な吟味が要求される。私は一から前医の診断を疑ってかかることにした。 　そこで、私の最初の処方は、上記の処方から、コントミン（２５）を抜いたものである。初診１週間目に、インプロメンを分３のみ、６ｍｇに減量。すると、翌日、１週間前から落ち着かない。ソワソワして、いても立ってもいられないという症状がみられた。そこでインプロメンを中止し、アキネトンをしっかりのむよう指示した。これは抗精神病薬インプロメンの副作用と思われる。初診２週間目には、本人も大分よくなったと言い、表情が出て来た。薬も２）のべゲタミンＡとハルシオン（０．２５）１錠ずつでよいと言うので、せめて、１）はソラナックス（０．４）３錠のみ残した。初診３週間目には、前より落ち着いてきた、本屋に行ったり、散歩したり、落ち込む気持はない、何かしたいという気持になってきたと言った。初診５週目には、ソラナックスをやめたと言い、べゲタミンＡもやめたいと言うので、ベンザリン（１０）で置き換えることにし、初診６週目で成功。以後、彼は仕事を探しながら、星新一の全作品を読破したり、芥川龍之介や太宰治を読んでいる。最近、ついにベンザリンは５ｍｇになり、村上春樹、三島由紀夫にまで手を広げ、仕事も熱心に探している。もはや最初のころのように、デイケアを懐かしがることもない。　　 　この担当医師については言葉もないが、どうすれば一つの青春の５年間を薬づけにしてしまうなどと言う、恐ろしいことができるのだろう。単に未熟、見識のなさで済まされる問題ではないだろう。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　この症例は、すんでのところで、医師の誤診を救いえたケースであるが、こんなケース、しかも最初の医師の診断どうりに、さらに先に行くといったケースも、少なくないのではないかと思われる。　　　　　先日、ご両親に付き添われて、私のクリニックを受診した患者さんも、そんな驚くべきケースであった。患者さんは約３０歳の男性。高校卒業後、１年間オーストラリアに留学経験がある。その後、専門学校に１年間通った後、アルバイトを転々としていた。約５年前に対人関係の不安を訴えて、茨城県有数の精神科病院を受診したところ、統合失調症（破瓜型）と診断された。紹介状によれば、意欲低下、コミュニケーション能力低下があるが、陽性症状はないという。こうして、患者さんはその病院に通院するようになった。デイケア、心理カウンセリングも受けていた。（この間、入院２回）一方、抗精神病薬としては、エビリファイ２４ｍｇを主剤としていたが、最近、体重増加と糖尿病を発病したため、家族が不審に思って、転医騒ぎになったのだという。<br />
　さて、担当医は確かに当院初診時の約１カ月前に、エビリファイを中止している。その結果、処方は次のようになった。　<br />
　　<br />
　　１）タスモリン（１）　３錠、インプロメン（３）　３錠、アナフラニール（２５）　３錠、　<br />
　　　　コントミン（２５）　３錠、ソラナックス（０．４）　３錠　<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分３毎食後<br />
　　２）インプロメン（３）　１錠、べゲタミンＡ　１錠、ハルシオン（０．２５）　１錠、　<br />
　　　　コントミン（２５）　１錠　<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分１就寝前<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />
　エビリファイは確かに、その致命的な副作用のために、他に使う薬がない場合を除いては、私は使わないようにしている。しかし、そもそもこの人は、こうした抗精神病薬をのみ続ける必要がある人なのだろうか。つまり、統合失調症という診断は正しいのであろうか。患者さんから病歴を聞いてみても、幻覚、妄想の体験はないと言っている。もちろん、まれには、そういうケースもなくはないが、そういう場合は、より慎重な吟味が要求される。私は一から前医の診断を疑ってかかることにした。<br />
　そこで、私の最初の処方は、上記の処方から、コントミン（２５）を抜いたものである。初診１週間目に、インプロメンを分３のみ、６ｍｇに減量。すると、翌日、１週間前から落ち着かない。ソワソワして、いても立ってもいられないという症状がみられた。そこでインプロメンを中止し、アキネトンをしっかりのむよう指示した。これは抗精神病薬インプロメンの副作用と思われる。初診２週間目には、本人も大分よくなったと言い、表情が出て来た。薬も２）のべゲタミンＡとハルシオン（０．２５）１錠ずつでよいと言うので、せめて、１）はソラナックス（０．４）３錠のみ残した。初診３週間目には、前より落ち着いてきた、本屋に行ったり、散歩したり、落ち込む気持はない、何かしたいという気持になってきたと言った。初診５週目には、ソラナックスをやめたと言い、べゲタミンＡもやめたいと言うので、ベンザリン（１０）で置き換えることにし、初診６週目で成功。以後、彼は仕事を探しながら、星新一の全作品を読破したり、芥川龍之介や太宰治を読んでいる。最近、ついにベンザリンは５ｍｇになり、村上春樹、三島由紀夫にまで手を広げ、仕事も熱心に探している。もはや最初のころのように、デイケアを懐かしがることもない。　　<br />
　この担当医師については言葉もないが、どうすれば一つの青春の５年間を薬づけにしてしまうなどと言う、恐ろしいことができるのだろう。単に未熟、見識のなさで済まされる問題ではないだろう。</h4>
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		<title>セカンドオピニオン（１）</title>
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		<pubDate>Sun, 27 Dec 2009 08:03:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　２００７年１２月に医大前メンタルクリニックを開始してから、はや２年が経過した。私の最初の予想としては、世の中にこれだけお話にならない心療内科クリニックや心療内科医師が横行している現状からして、私のクリニックは、先客万来の行列ができるクリニックになるのではないかと思ったが、期待は大きく裏切られ、来院患者数はやっと１１０人を少し超えたところである。　 　初診患者さんのほとんどは、前医がいる。その紹介状や処方を見て、「ＯＫ、これはいい」と思うことはほとんどない。いかに世の心療内科医というもののレベルが低いか、唖然とするばかりである。ごく単純な、初期のうつ病患者に、ＳＳＲＩ以下の複数の薬が無秩序に使われている。ほとんどは簡単な抗不安薬で、アッという間に治ってしまうものを、わざわざ強い薬の依存にしてしまう。パキシル、ジェイゾロフト等の依存で苦労している患者さんを見るにつけ、なぜ最初の段階でもう少し抑制的な投薬ができなかったかと思うが、現在全世界的に通用している処方指針が間違っているのだから、それを否定するのも大きなエネルギーを必要とするのだろう。しかし、この手の薬がいかに有害無益であるかは、ちょっとした観察力があれば、すぐに分かることである。　 　しかし、心療内科の劣化は、こうしたレベルをはるかに超えている。私が見ている、ある年配の男性患者さんが、最近、３０歳代の息子を連れてやって来た。話を聞くと、この息子さんは３月末に仕事をやめた。次の仕事も決まっていたが、自分には向かないと思って、辞退した。６月にある近くの心療内科を受診した。主訴は高校のころから犬の声など音が気になり、落ちつかないというものであった。幻聴はなかった。すると、この医師は直ちに統合失調症の疑いの診断を下し、ルーラン（４）１錠、ロヒプノール（１）１錠を処方した。さて、その後来院の３日前、患者さんは車で実家に来たとき、フラフラして、車をぶつけた。そして、救急車で問題のクリニックに行ったが、何を言っているか分からない状態だった。そこで、クリニックは近くの病院に入院の予約をした。それから、３日間、彼は実家で様子を見られていたが、ついにたまらず、私のところに連れられて来たのである。 　さて、まず、この患者さんはじっとしていられない、５分と坐っていられない、昨日はそのため、一睡もしていないと訴えていた。私にはことの真相は明らかだった。この最後の症状は抗精神病薬の副作用として有名なakathisia（静座不能）の可能性が高い。つまり、この症状を作り出したのは、医者の出したルーラン（４）である。したがって、私の真っ先にやったことは、ルーランの拮抗薬、アキネトン５ｍｇの筋注である。また、幻聴もないのに、音が気になるというだけで、いきなり統合失調症に飛躍するというのも、行き過ぎである。こうして何もかも自分で作り出しておいて、精神病院に不必要な入院をさせようというのだから、患者さんはたまったものではない。私は少なくとも今の段階で、統合失調症と断定はできないこと、すべての症状はルーランのような不適切な薬を使ったことによる副作用であること、したがって、入院は必要ないことを話し、少し強めの睡眠薬を出して、診療を打ち切った。はたして、この患者さんは、その後、見る見る安定していった。現在では、あれほど気になった犬の声も全く気にならない。　 　さて、こんな風にして、たった一人の医師の、あまりにも低次元の誤りや見識のなさが、いとも簡単にわれわれを破滅に導いて行くのが心療内科の世界である。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>
<p>　２００７年１２月に医大前メンタルクリニックを開始してから、はや２年が経過した。私の最初の予想としては、世の中にこれだけお話にならない心療内科クリニックや心療内科医師が横行している現状からして、私のクリニックは、先客万来の行列ができるクリニックになるのではないかと思ったが、期待は大きく裏切られ、来院患者数はやっと１１０人を少し超えたところである。　<br />
　初診患者さんのほとんどは、前医がいる。その紹介状や処方を見て、「ＯＫ、これはいい」と思うことはほとんどない。いかに世の心療内科医というもののレベルが低いか、唖然とするばかりである。ごく単純な、初期のうつ病患者に、ＳＳＲＩ以下の複数の薬が無秩序に使われている。ほとんどは簡単な抗不安薬で、アッという間に治ってしまうものを、わざわざ強い薬の依存にしてしまう。パキシル、ジェイゾロフト等の依存で苦労している患者さんを見るにつけ、なぜ最初の段階でもう少し抑制的な投薬ができなかったかと思うが、現在全世界的に通用している処方指針が間違っているのだから、それを否定するのも大きなエネルギーを必要とするのだろう。しかし、この手の薬がいかに有害無益であるかは、ちょっとした観察力があれば、すぐに分かることである。　<br />
　しかし、心療内科の劣化は、こうしたレベルをはるかに超えている。私が見ている、ある年配の男性患者さんが、最近、３０歳代の息子を連れてやって来た。話を聞くと、この息子さんは３月末に仕事をやめた。次の仕事も決まっていたが、自分には向かないと思って、辞退した。６月にある近くの心療内科を受診した。主訴は高校のころから犬の声など音が気になり、落ちつかないというものであった。幻聴はなかった。すると、この医師は直ちに統合失調症の疑いの診断を下し、ルーラン（４）１錠、ロヒプノール（１）１錠を処方した。さて、その後来院の３日前、患者さんは車で実家に来たとき、フラフラして、車をぶつけた。そして、救急車で問題のクリニックに行ったが、何を言っているか分からない状態だった。そこで、クリニックは近くの病院に入院の予約をした。それから、３日間、彼は実家で様子を見られていたが、ついにたまらず、私のところに連れられて来たのである。<br />
　さて、まず、この患者さんはじっとしていられない、５分と坐っていられない、昨日はそのため、一睡もしていないと訴えていた。私にはことの真相は明らかだった。この最後の症状は抗精神病薬の副作用として有名なakathisia（静座不能）の可能性が高い。つまり、この症状を作り出したのは、医者の出したルーラン（４）である。したがって、私の真っ先にやったことは、ルーランの拮抗薬、アキネトン５ｍｇの筋注である。また、幻聴もないのに、音が気になるというだけで、いきなり統合失調症に飛躍するというのも、行き過ぎである。こうして何もかも自分で作り出しておいて、精神病院に不必要な入院をさせようというのだから、患者さんはたまったものではない。私は少なくとも今の段階で、統合失調症と断定はできないこと、すべての症状はルーランのような不適切な薬を使ったことによる副作用であること、したがって、入院は必要ないことを話し、少し強めの睡眠薬を出して、診療を打ち切った。はたして、この患者さんは、その後、見る見る安定していった。現在では、あれほど気になった犬の声も全く気にならない。　<br />
　さて、こんな風にして、たった一人の医師の、あまりにも低次元の誤りや見識のなさが、いとも簡単にわれわれを破滅に導いて行くのが心療内科の世界である。</p>
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		<title>校長先生への手紙――ノミの心臓</title>
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		<pubDate>Thu, 05 Nov 2009 11:30:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　拝啓　 　初めてお手紙をさし上げます。できれば当方からの接触は避けたかったのですが、お忙しいご様子、また私もそちらにうかがう暇がありませんので、一度だけお手紙を書かせていただきます。　 　私は貴校のＸ先生の担当医です。彼は平成２０年１０月２４日以来、私のクリニックに通院しています。今回平成２１年１０月１日付で、３カ月の自宅静養の診断書を出しましたが、その後２，３度通院された経過は芳しいものではありません。大分休めて、うつは楽になったかと思いきや、少しも楽にならない、気力が湧かず、何にも興味が持てない、何をしてよいかわからないが、仕事になると、また休みそう、といった状態です。そして、しばしば罪悪感、罪責感を訴えます。何に対してか、はっきりわからない罪責感です。現在、うつに対する薬は３種類使っており、以前は効いた時期もあり、これ以上の薬物療法が問題解決をもたらすという見通しも立ちません。このままでは３カ月後も変わりなく、休養の延長&#8594;退職といった最悪の事態にもなりかねません。そして、この困った事態から脱出するのに、もしかすると校長先生のお力が役に立つのではないかと推測するのです。 　これまでの経緯から見て、私はＸ先生の罪責感は校長先生に対する罪責感ではないかと疑っています。　うつ病者に「がんばれ」と言ってはならないということをお聞きになったことがあると思います。これは昔、医師国家試験にも出題された有名な定理で、要するに、うつ病者は超真面目な人たちで、人に言われなくとも、目一杯がんばっているから、さらにはげますのは、彼らを追いつめることになるからということのようです。しかし、私はこの定理には疑問を持っています。「はげます」にも色々なニュアンスがあると思うからです。そして、この定理は、「うつ病者を追いつめてはならない」と言い換えるべきだと思います。　 　さて、Ｘ先生は優秀な人です。勤勉で真面目で、責任感が強く、倫理観も鋭敏、まさに典型的なうつ病者の性格です。休養のやむ無きに至ったことで、だれよりも自分を責め、苦しんでいます。 　そこで校長先生にお願いしたいことは、今後、管理者としての立場を一旦棚上げし、苦しんでいるご本人の位置にまで降りて、親身になって本人を支えるような態度をとっていただきたいということです。わずかでも非難がましい発言、見せしめ的な発言は、このノミの心臓の持主には、大いにこたえるのです。　本年５月１８日の事件について、Ｘ先生の奥様からお聞きになりましたか。彼は５月８日、貴校に転勤後ほとんど初めて校長先生と話したが、急な休みは認めないと言われたと大いに落ち込んでおり、５月１５日には自殺を考えたと言っていましたが、この１８日、本当にタオルで首を吊ったのです。幸い、奥様が早く発見し、未遂に終りましたが。　 　近年ますますうつ病という病気が市民権を得て、どこの職場でも、うつ病の故をもって責めたり非難するといった風潮がなくなってきたのは喜ばしいことです。　 　最近、ある学校の校長先生についての話を聞いたのですが、この先生は常常、「都合があるときは休んでよろしい、理由は問わない」と言っていたそうです。 　以上、先生にはお会いできないので、当事者の一方の話だけ聞いて、お手紙を書きましたが、ここには様々な誤解や歪曲もあることでしょう。しかし、何とかＸ先生を助けるには、これ以外の方法は思いつかなかったので、お許し願いたいと思います。　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具 　　１０月１６日　]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　拝啓　<br />
　初めてお手紙をさし上げます。できれば当方からの接触は避けたかったのですが、お忙しいご様子、また私もそちらにうかがう暇がありませんので、一度だけお手紙を書かせていただきます。　<br />
　私は貴校のＸ先生の担当医です。彼は平成２０年１０月２４日以来、私のクリニックに通院しています。今回平成２１年１０月１日付で、３カ月の自宅静養の診断書を出しましたが、その後２，３度通院された経過は芳しいものではありません。大分休めて、うつは楽になったかと思いきや、少しも楽にならない、気力が湧かず、何にも興味が持てない、何をしてよいかわからないが、仕事になると、また休みそう、といった状態です。そして、しばしば罪悪感、罪責感を訴えます。何に対してか、はっきりわからない罪責感です。現在、うつに対する薬は３種類使っており、以前は効いた時期もあり、これ以上の薬物療法が問題解決をもたらすという見通しも立ちません。このままでは３カ月後も変わりなく、休養の延長&rarr;退職といった最悪の事態にもなりかねません。そして、この困った事態から脱出するのに、もしかすると校長先生のお力が役に立つのではないかと推測するのです。 <br />
　これまでの経緯から見て、私はＸ先生の罪責感は校長先生に対する罪責感ではないかと疑っています。　うつ病者に「がんばれ」と言ってはならないということをお聞きになったことがあると思います。これは昔、医師国家試験にも出題された有名な定理で、要するに、うつ病者は超真面目な人たちで、人に言われなくとも、目一杯がんばっているから、さらにはげますのは、彼らを追いつめることになるからということのようです。しかし、私はこの定理には疑問を持っています。「はげます」にも色々なニュアンスがあると思うからです。そして、この定理は、「うつ病者を追いつめてはならない」と言い換えるべきだと思います。　<br />
　さて、Ｘ先生は優秀な人です。勤勉で真面目で、責任感が強く、倫理観も鋭敏、まさに典型的なうつ病者の性格です。休養のやむ無きに至ったことで、だれよりも自分を責め、苦しんでいます。<br />
　そこで校長先生にお願いしたいことは、今後、管理者としての立場を一旦棚上げし、苦しんでいるご本人の位置にまで降りて、親身になって本人を支えるような態度をとっていただきたいということです。わずかでも非難がましい発言、見せしめ的な発言は、このノミの心臓の持主には、大いにこたえるのです。　本年５月１８日の事件について、Ｘ先生の奥様からお聞きになりましたか。彼は５月８日、貴校に転勤後ほとんど初めて校長先生と話したが、急な休みは認めないと言われたと大いに落ち込んでおり、５月１５日には自殺を考えたと言っていましたが、この１８日、本当にタオルで首を吊ったのです。幸い、奥様が早く発見し、未遂に終りましたが。　<br />
　近年ますますうつ病という病気が市民権を得て、どこの職場でも、うつ病の故をもって責めたり非難するといった風潮がなくなってきたのは喜ばしいことです。　<br />
　最近、ある学校の校長先生についての話を聞いたのですが、この先生は常常、「都合があるときは休んでよろしい、理由は問わない」と言っていたそうです。<br />
　以上、先生にはお会いできないので、当事者の一方の話だけ聞いて、お手紙を書きましたが、ここには様々な誤解や歪曲もあることでしょう。しかし、何とかＸ先生を助けるには、これ以外の方法は思いつかなかったので、お許し願いたいと思います。　<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具<br />
　　１０月１６日　</h4>
]]></content:encoded>
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		<title>中曾根さん</title>
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		<pubDate>Sat, 10 Oct 2009 07:39:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　日曜日（１０月４日）の朝、テレビの「サンデープロジェクト」を見ていると、ショッキングなニュースが飛び込んで来た。中川昭一氏の急死である。享年５６歳、自殺や傷害の可能性は低いという。今日としては、随分若い死である。今後、解剖して、死因を調べるというが、私にはすぐある可能性が思い当たった。つまり、アルコールによる死である。この人が財務大臣のとき、アルコールによるもうろう会見を開いて、世界中の笑いものになり、その後の衆院選で落選した経緯は、今も記憶に新しい。２６年前、この人の父親、当時の自民党のニューリーダー、中川一郎が５７歳で自殺したこともショッキングな事件であった。この場合もアルコールが絡んでいた。私のこれまでの人生において、親しい人や知人、患者さんなどで、大量飲酒者の５，６０歳台の若い死を随分沢山経験している。アルコールという薬物は、やはり使い方を誤ると、大変な毒薬なのだ。（私のブログ「Memento mori」参照） 　さて、「サンデープロジェクト」がどこかに行ってしまった。この番組は、最近、民主党が政権を取って以来、大変おもしろい。それだけ民主党の政治が精彩に富み、おもしろいということだろう。民主党は、惰性とマンネリに死にかけていた「サンデープロジェクト」という番組まで蘇らせた。今回のメーンテーマは「天下り」で、私が先の衆院選の比例区に１票を投じた「みんなの党」の渡辺喜美氏が立派な見識を示していた。　 　しかし、それ以上に圧巻は、久しぶりに中曽根前首相の話が聞けたことである（田原総一郎氏のインタビュー）。中曽根さんは９１歳になるというが、歩行にいささか覚束なさがあるとは言え、カクシャクとして、特に頭には全く衰えを感じなかった。まさしく、私の理想とする、見事な年の取り方である。相変わらず、この人の見識は卓越したものがあり、一語一語に重みと深みがある。人物を見る眼力は、少なくとも政治家のレベルとしては、第一級のものではないかと思う。したがって、節目、節目のこの人の話というものは、闇夜の灯台のように、われわれの行く手を照らし出してくれるのである。 　私がこの人に一番聞きたいと思っていたことを、インタビュアは質問してくれた。すなわち、民主党の政治についてどう思うかである。驚いたことに、返事は、「おとなしすぎて、アッと驚くようなところがない」というものだった。これについては、私はちょっと納得がいかなかった。確かに中曽根さんのやった国鉄、電電公社、専売公社の三つの改革は偉大なものであった。しかし、民主党の基本テーマ、すなわち、高級官僚が自分たちの利益と省益のために、政治と政策と予算をほしいままにするというような、本末転倒、逆立ちの日本国の姿を、根本から変革しようという意志は、おとなしいどころか、今日の日本の病患に対する、もっとも適切な処方箋であり、官僚の能力にひけをとらない政治家の出現を待って、始めて成しうるこの一大事業に民主党が一歩を踏み出したことには、中曽根さんの改革以上の重要な意義があるのである。それが理解できないとすれば、そこに中曽根さんの限界がある。しかし、言うまでもないが、改革は成就してこそ、偉大なのである。中曽根さんは巧妙な作戦のもと、彼の大仕事をついに成し遂げた。これほどの卓越した政治的力量を民主党の政治家たちに期待することは可能であろうか。多くの国民は、今、祈るような気持で、官僚の悪知恵と戦う民主党の政治家たちに、声援を送っていることであろう。　 　もとより、中曽根さんに完全無欠の人格者を求めることはできない。むしろ、ロッキード、殖産住宅事件、その他、暗い影も少なくないのである。しかし、われわれの生きた時代の最良の総理大臣、もっとも見事な総理大臣、安心して見ていられる千両役者となると、この人しかなかったという思いが強いのである。それは私の３０歳台後半の５年間であった。うろ覚えだが、確かロン・ヤスのころの、この文人宰相の一句を引用しておこう。 　　したたかと　言われて久し　栗を剝く　　]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　日曜日（１０月４日）の朝、テレビの「サンデープロジェクト」を見ていると、ショッキングなニュースが飛び込んで来た。中川昭一氏の急死である。享年５６歳、自殺や傷害の可能性は低いという。今日としては、随分若い死である。今後、解剖して、死因を調べるというが、私にはすぐある可能性が思い当たった。つまり、アルコールによる死である。この人が財務大臣のとき、アルコールによるもうろう会見を開いて、世界中の笑いものになり、その後の衆院選で落選した経緯は、今も記憶に新しい。２６年前、この人の父親、当時の自民党のニューリーダー、中川一郎が５７歳で自殺したこともショッキングな事件であった。この場合もアルコールが絡んでいた。私のこれまでの人生において、親しい人や知人、患者さんなどで、大量飲酒者の５，６０歳台の若い死を随分沢山経験している。アルコールという薬物は、やはり使い方を誤ると、大変な毒薬なのだ。（私のブログ「Memento mori」参照） <br />
　さて、「サンデープロジェクト」がどこかに行ってしまった。この番組は、最近、民主党が政権を取って以来、大変おもしろい。それだけ民主党の政治が精彩に富み、おもしろいということだろう。民主党は、惰性とマンネリに死にかけていた「サンデープロジェクト」という番組まで蘇らせた。今回のメーンテーマは「天下り」で、私が先の衆院選の比例区に１票を投じた「みんなの党」の渡辺喜美氏が立派な見識を示していた。　<br />
　しかし、それ以上に圧巻は、久しぶりに中曽根前首相の話が聞けたことである（田原総一郎氏のインタビュー）。中曽根さんは９１歳になるというが、歩行にいささか覚束なさがあるとは言え、カクシャクとして、特に頭には全く衰えを感じなかった。まさしく、私の理想とする、見事な年の取り方である。相変わらず、この人の見識は卓越したものがあり、一語一語に重みと深みがある。人物を見る眼力は、少なくとも政治家のレベルとしては、第一級のものではないかと思う。したがって、節目、節目のこの人の話というものは、闇夜の灯台のように、われわれの行く手を照らし出してくれるのである。<br />
　私がこの人に一番聞きたいと思っていたことを、インタビュアは質問してくれた。すなわち、民主党の政治についてどう思うかである。驚いたことに、返事は、「おとなしすぎて、アッと驚くようなところがない」というものだった。これについては、私はちょっと納得がいかなかった。確かに中曽根さんのやった国鉄、電電公社、専売公社の三つの改革は偉大なものであった。しかし、民主党の基本テーマ、すなわち、高級官僚が自分たちの利益と省益のために、政治と政策と予算をほしいままにするというような、本末転倒、逆立ちの日本国の姿を、根本から変革しようという意志は、おとなしいどころか、今日の日本の病患に対する、もっとも適切な処方箋であり、官僚の能力にひけをとらない政治家の出現を待って、始めて成しうるこの一大事業に民主党が一歩を踏み出したことには、中曽根さんの改革以上の重要な意義があるのである。それが理解できないとすれば、そこに中曽根さんの限界がある。しかし、言うまでもないが、改革は成就してこそ、偉大なのである。中曽根さんは巧妙な作戦のもと、彼の大仕事をついに成し遂げた。これほどの卓越した政治的力量を民主党の政治家たちに期待することは可能であろうか。多くの国民は、今、祈るような気持で、官僚の悪知恵と戦う民主党の政治家たちに、声援を送っていることであろう。　<br />
　もとより、中曽根さんに完全無欠の人格者を求めることはできない。むしろ、ロッキード、殖産住宅事件、その他、暗い影も少なくないのである。しかし、われわれの生きた時代の最良の総理大臣、もっとも見事な総理大臣、安心して見ていられる千両役者となると、この人しかなかったという思いが強いのである。それは私の３０歳台後半の５年間であった。うろ覚えだが、確かロン・ヤスのころの、この文人宰相の一句を引用しておこう。</p>
<p>　　したたかと　言われて久し　栗を剝く　　</h4>
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		<title>政権交代</title>
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		<pubDate>Sun, 06 Sep 2009 15:23:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　一つの田舎芝居が終わった。われわれはもう、麻生太郎という三文役者の、無内容を糊塗する、だらしない語尾延ばしの演説につきあう必要からは解放された。初代が作ったものを三代目がぶち壊すという、お決まりの図式を、この人は身をもって実践してみせた。しかも、ご本人は、敗因が自分にあるという自覚がさっぱりない、幸せな性格の御仁であるから、何をか言わんやである。私を含めて、あの顔を二度と見たくないばかりに、どこの馬の骨ともわからない、民主党のなまっちろい青二才の名前を書いた有権者も、少なくなかったのではないか。麻生政権初期の、まだ支持率がそこそこあるころに解散していたら、これほど取り返しのつかない惨敗を喫することはなかったであろう。ところが、この無能な三代目は、やればやるほどダメなのである。 　さて、一難去って、また一難。今度は民主党である。ここの幹部は軒並み、脛に傷持つ人たちである。特に菅直人氏は、始め薬害エイズ問題で輝かしい出発をして、大きな期待を抱かせたが、その後、女性問題、さらに年金未納問題とお詫び行脚で、さっぱりいいところがなかった。岡田克也氏は清潔なイメージだが、４年前の小泉郵政選挙でしてやられた、青ざめた顔が忘れられない。小沢一郎氏はやはりどす黒い。田中角栄と同じことをやっている。秘書が公共工事への口利きを餌に、企業に献金を強要した疑いが発覚し、彼は代表の座を降りた。最後に鳩山由紀夫氏であるが、この人はやはり何かミスを犯して、一番手から外れたような覚えがあるが、それが何であったか、よく思い出せない。この人の話はいつもモヤモヤして、どうもはっきりしない印象だ。総理大臣になるだけのリーダーシップがあるだろうか。小沢一郎氏の操り人形になるには、絶好のキャラクターだが。しかし、これらの人たちの力量については、今後、いやというほど検証させられることになるであろう。 　民主党政治については不安も大きいが、期待がないわけではない。中でも、第一に、自民党がついにメスを入れられなかった公務員改革はしっかりやって欲しい。「官僚の官僚による官僚のための政治」はもう沢山だ。天下りは合法的な収賄である。国民はこうした穀潰しのために血税を払っているわけではない。第二に、すでに破綻している年金制度を抜本的に改革してほしい。払わない人が多く、払っても払わなくても許されるというような、いい加減な制度では、破綻するのが当然である。これについては、大分前に小沢一郎氏が提案したモデルが、最も妥当なものに思われる。年金問題当時の菅直人氏も、「未納３兄弟」などとくだらない揚げ足取りをしている場合ではなく、問題の根本の制度の欠陥をこそ、鋭く糾弾すべきだったのだ。さて、以上二つの大問題を解決できれば、民主党政権には十分存在意義があったといえよう。国防問題、また、それ以外の多くのばらまき的な施策には、心配なものも少なくないが、しばらくお手並み拝見と行くしかあるまい。 　最後に、医大前メンタルクリニックの現在について書いておこう。８月は仙台、松島旅行をしたり、神戸の精神神経学会に参加したりしたので、大分診療日が少なく、新規患者数が伸び悩み、目下の新患ナンバーは８７番である。１０月からは月曜日も診療日に加えますので、ますますお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。 　]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　一つの田舎芝居が終わった。われわれはもう、麻生太郎という三文役者の、無内容を糊塗する、だらしない語尾延ばしの演説につきあう必要からは解放された。初代が作ったものを三代目がぶち壊すという、お決まりの図式を、この人は身をもって実践してみせた。しかも、ご本人は、敗因が自分にあるという自覚がさっぱりない、幸せな性格の御仁であるから、何をか言わんやである。私を含めて、あの顔を二度と見たくないばかりに、どこの馬の骨ともわからない、民主党のなまっちろい青二才の名前を書いた有権者も、少なくなかったのではないか。麻生政権初期の、まだ支持率がそこそこあるころに解散していたら、これほど取り返しのつかない惨敗を喫することはなかったであろう。ところが、この無能な三代目は、やればやるほどダメなのである。<br />
　さて、一難去って、また一難。今度は民主党である。ここの幹部は軒並み、脛に傷持つ人たちである。特に菅直人氏は、始め薬害エイズ問題で輝かしい出発をして、大きな期待を抱かせたが、その後、女性問題、さらに年金未納問題とお詫び行脚で、さっぱりいいところがなかった。岡田克也氏は清潔なイメージだが、４年前の小泉郵政選挙でしてやられた、青ざめた顔が忘れられない。小沢一郎氏はやはりどす黒い。田中角栄と同じことをやっている。秘書が公共工事への口利きを餌に、企業に献金を強要した疑いが発覚し、彼は代表の座を降りた。最後に鳩山由紀夫氏であるが、この人はやはり何かミスを犯して、一番手から外れたような覚えがあるが、それが何であったか、よく思い出せない。この人の話はいつもモヤモヤして、どうもはっきりしない印象だ。総理大臣になるだけのリーダーシップがあるだろうか。小沢一郎氏の操り人形になるには、絶好のキャラクターだが。しかし、これらの人たちの力量については、今後、いやというほど検証させられることになるであろう。<br />
　民主党政治については不安も大きいが、期待がないわけではない。中でも、第一に、自民党がついにメスを入れられなかった公務員改革はしっかりやって欲しい。「官僚の官僚による官僚のための政治」はもう沢山だ。天下りは合法的な収賄である。国民はこうした穀潰しのために血税を払っているわけではない。第二に、すでに破綻している年金制度を抜本的に改革してほしい。払わない人が多く、払っても払わなくても許されるというような、いい加減な制度では、破綻するのが当然である。これについては、大分前に小沢一郎氏が提案したモデルが、最も妥当なものに思われる。年金問題当時の菅直人氏も、「未納３兄弟」などとくだらない揚げ足取りをしている場合ではなく、問題の根本の制度の欠陥をこそ、鋭く糾弾すべきだったのだ。さて、以上二つの大問題を解決できれば、民主党政権には十分存在意義があったといえよう。国防問題、また、それ以外の多くのばらまき的な施策には、心配なものも少なくないが、しばらくお手並み拝見と行くしかあるまい。<br />
　最後に、医大前メンタルクリニックの現在について書いておこう。８月は仙台、松島旅行をしたり、神戸の精神神経学会に参加したりしたので、大分診療日が少なく、新規患者数が伸び悩み、目下の新患ナンバーは８７番である。１０月からは月曜日も診療日に加えますので、ますますお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。<br />
　</h4>
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		<title>源義朝</title>
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		<pubDate>Sun, 30 Aug 2009 01:25:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　４月１５日の「歴史秘話ヒストリア」は、長谷川等伯で、御用絵師の覇権をめぐる狩野永徳との息づまる対決に、手に汗握らされた。今回は、前回ダメを出した黒田アナウンサーの衣服や言葉使いも、大幅に改善されており、それほど不快な思いをせずに見ることができた。「その時歴史が動いた」は確かに名残惜しいが、亡くなった子供の年を数えても仕方がない。そろそろ、今度の新しい歴史番組に自分を慣らしていくしかないようだ。それにつけても、私は前の番組で２月４日にやった源義朝を取り上げておこうと思う。この回は見た後、とても印象に残ったが、まとめるのが大変そうなので、ついつい延び延びになってしまった。大分時間が経って、かなり記憶があいまいになっており、間違いも多いかもしれないが、ご容赦を請う。 　源義朝は頼朝、義経の父であり、源氏の物語の発端者である。京都で生育したが、確か９歳のとき、父為義の命で、関東にやられ、そこで成人した。最初にその土地での何かのもめ事を、武力を用いて一気に解決した。やがて、１１５６年、保元の乱が起こる。後白河天皇と崇徳上皇の争いに摂関家の藤原忠道・頼長兄弟の内紛が連動し、これに平氏、源氏がそれぞれ二手に分かれて加勢するといった奇怪な構図の争いであるが、崇徳上皇方が源為義の提案した夜襲を却下している間に、後白河天皇方が義朝の提案した夜襲を決行して、勝利を収めた。戦う前から、集めた武士の数に大差があり、前者に不徹底なためらいもあり、勝負の帰趨は明らかであった。しかし、結果は信西主導による過酷な処罰が行われ、義朝は父為義を斬首する羽目になる。中央政府の紛争が武士の武力で決着した最初のケースであり、鎌倉時代の慈円は「愚管抄」の中で、この乱を「武者ノ世」の始まりと位置づけている。 　しかし、義朝の運もここまでで、３年後の１１５９年のクーデタ、平治の乱で後白河上皇・二条天皇を軟禁するが、ちょっとした油断から、結局平清盛に敗れる。東国に逃れる途中、身内の裏切りによって、入浴中に殺害される。最後の言葉は、「戦う棒の一本もあれば、むざむざ討たれはすまいものを」であったという。３７年の生涯であった。 　さて、義朝はこうして一つの立派な花を咲かして、夢半ばに舞台から退場するが、彼の意義は大きい。彼は平清盛とともに「武者の世」の幕を開き、その後江戸時代まで続く力の原理を確立した。クラシック音楽の歴史で言えば、ソナタ形式を確立したハイドンのようなものか。さらに彼の二人の息子、頼朝、義経は、父の果たせなかった夢を実現し、大きな源氏の時代を形作った。後年、徳川家康は義朝を大いに尊重し、親戚の者に命じて、寺に厚く供養させたという。（４月２０日）]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　４月１５日の「歴史秘話ヒストリア」は、長谷川等伯で、御用絵師の覇権をめぐる狩野永徳との息づまる対決に、手に汗握らされた。今回は、前回ダメを出した黒田アナウンサーの衣服や言葉使いも、大幅に改善されており、それほど不快な思いをせずに見ることができた。「その時歴史が動いた」は確かに名残惜しいが、亡くなった子供の年を数えても仕方がない。そろそろ、今度の新しい歴史番組に自分を慣らしていくしかないようだ。それにつけても、私は前の番組で２月４日にやった源義朝を取り上げておこうと思う。この回は見た後、とても印象に残ったが、まとめるのが大変そうなので、ついつい延び延びになってしまった。大分時間が経って、かなり記憶があいまいになっており、間違いも多いかもしれないが、ご容赦を請う。<br />
　源義朝は頼朝、義経の父であり、源氏の物語の発端者である。京都で生育したが、確か９歳のとき、父為義の命で、関東にやられ、そこで成人した。最初にその土地での何かのもめ事を、武力を用いて一気に解決した。やがて、１１５６年、保元の乱が起こる。後白河天皇と崇徳上皇の争いに摂関家の藤原忠道・頼長兄弟の内紛が連動し、これに平氏、源氏がそれぞれ二手に分かれて加勢するといった奇怪な構図の争いであるが、崇徳上皇方が源為義の提案した夜襲を却下している間に、後白河天皇方が義朝の提案した夜襲を決行して、勝利を収めた。戦う前から、集めた武士の数に大差があり、前者に不徹底なためらいもあり、勝負の帰趨は明らかであった。しかし、結果は信西主導による過酷な処罰が行われ、義朝は父為義を斬首する羽目になる。中央政府の紛争が武士の武力で決着した最初のケースであり、鎌倉時代の慈円は「愚管抄」の中で、この乱を「武者ノ世」の始まりと位置づけている。<br />
　しかし、義朝の運もここまでで、３年後の１１５９年のクーデタ、平治の乱で後白河上皇・二条天皇を軟禁するが、ちょっとした油断から、結局平清盛に敗れる。東国に逃れる途中、身内の裏切りによって、入浴中に殺害される。最後の言葉は、「戦う棒の一本もあれば、むざむざ討たれはすまいものを」であったという。３７年の生涯であった。<br />
　さて、義朝はこうして一つの立派な花を咲かして、夢半ばに舞台から退場するが、彼の意義は大きい。彼は平清盛とともに「武者の世」の幕を開き、その後江戸時代まで続く力の原理を確立した。クラシック音楽の歴史で言えば、ソナタ形式を確立したハイドンのようなものか。さらに彼の二人の息子、頼朝、義経は、父の果たせなかった夢を実現し、大きな源氏の時代を形作った。後年、徳川家康は義朝を大いに尊重し、親戚の者に命じて、寺に厚く供養させたという。（４月２０日）</h4>
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		<title>「おぼっちゃまくん解散」補足</title>
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		<pubDate>Mon, 20 Jul 2009 09:32:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　昨夜のニュース番組で、自民党の「麻生おろし」の動きをどう評価するかという設問に対し、６分：４分で反対という世論調査の結果を報じていた。私が思ったより賛成が少ない。成程、国民の間には、すでに広範な自民党離れが起こっているのだ。だから、私のように、何とか自民党に立ち直って欲しいというような、古い考え方とは、ギャップが生じるのかもしれない。確かに、すでに変えるには遅すぎる。自民党は何年も政権を担当してきた。今度の衆院選は、それらすべてに対する評価であり、今、急に表紙を付け替えてみたところで、どうしようもない。そもそも自民党は、かの年金問題の失政が発覚した時点で、政権を返上してもおかしくはなかった。私の耳に今も響くのは、当時の無能総理、美しい安倍首相の「最後のお一人まで」発言である。こういう、だれも信用していない、見え透いた嘘を平然と言える人間を相手にするのは時間のムダというものである。 　さて、今回は国民、世論というものの限界について述べてみたい。最近の麻生総理は、失点続きではあったが、一つだけ同情すべき点があった。それは郵政の西川社長を守って、鳩山大臣を更迭した一件に関して、国民の思わぬバッシングを受けた点である。国民もまた、しばしば近視眼的で、ものごとを深く洞察する能力を欠いている。まあ、一人の皇帝の独裁よりは、マシであろうが。確かに西川社長にも問題はあったかもしれない。簡保の宿の競売で、宮内氏の率いるオリックスに、不当に安い値段で一括売却しようとしたことである。これはまさに、李下に冠を正すような行為である。もっとも、この件については、内部の委員会で、問題なしとの結論が出ている。こういう施設を引き受けるということは、そこでの雇用を守るといった負担も負わなければならないし、単純な計算では結論は出ない。また、処理が遅れれば、それだけ売り手の側の金利負担も増大していく。しかし、細かな計算には、私は興味がない。重要なことは、西川社長は郵政民営化の切り札として、財界からやっと担ぎ出した貴重な人材であり、ちょっとぐらい問題があるからといって、切り捨てていたら、肝心の郵政民営化が頓挫しかねないということである。したがって、鳩山大臣の姿勢は、小の虫を殺して、大の虫を生かすとは反対の態度であり、それ自身、抵抗勢力と疑われかねないのである。したがって、麻生総理の鳩山大臣罷免は、極めて妥当な決断であった。しかるに、国民は局所だけを見て、鳩山大臣のぶち壊し的な判断に支持を送り、麻生首相の支持率はさらに低下してしまった。 　国民の愚かさを示すこうしたケースを、われわれはしばらく前にも経験している。小泉首相のときの田中真紀子外務大臣である。この人は今でこそ、首相候補に挙げる人がなくなったが、以前は常連だった。もし本当に首相になっていたら、大変な騒ぎを起こしていたろう。外務大臣でさえ、まるで勤まらなかったのである。こういう一見おもしろいが、判断に感情が絡む、公私混同の呆れた女を持ち上げる国民の見る目のなさには、ただただ感嘆してしまう。小泉首相は、自らにっちもさっちもいかなくなった、この「お嬢様代」を罷免して、もつれたひもを解いてあげたが、このモンスターは、逆に逆恨みして、国民までそれに同調して、小泉首相の支持率を下げたのである。一般国民というのは、本当にバカである。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>
<p>　昨夜のニュース番組で、自民党の「麻生おろし」の動きをどう評価するかという設問に対し、６分：４分で反対という世論調査の結果を報じていた。私が思ったより賛成が少ない。成程、国民の間には、すでに広範な自民党離れが起こっているのだ。だから、私のように、何とか自民党に立ち直って欲しいというような、古い考え方とは、ギャップが生じるのかもしれない。確かに、すでに変えるには遅すぎる。自民党は何年も政権を担当してきた。今度の衆院選は、それらすべてに対する評価であり、今、急に表紙を付け替えてみたところで、どうしようもない。そもそも自民党は、かの年金問題の失政が発覚した時点で、政権を返上してもおかしくはなかった。私の耳に今も響くのは、当時の無能総理、美しい安倍首相の「最後のお一人まで」発言である。こういう、だれも信用していない、見え透いた嘘を平然と言える人間を相手にするのは時間のムダというものである。<br />
　さて、今回は国民、世論というものの限界について述べてみたい。最近の麻生総理は、失点続きではあったが、一つだけ同情すべき点があった。それは郵政の西川社長を守って、鳩山大臣を更迭した一件に関して、国民の思わぬバッシングを受けた点である。国民もまた、しばしば近視眼的で、ものごとを深く洞察する能力を欠いている。まあ、一人の皇帝の独裁よりは、マシであろうが。確かに西川社長にも問題はあったかもしれない。簡保の宿の競売で、宮内氏の率いるオリックスに、不当に安い値段で一括売却しようとしたことである。これはまさに、李下に冠を正すような行為である。もっとも、この件については、内部の委員会で、問題なしとの結論が出ている。こういう施設を引き受けるということは、そこでの雇用を守るといった負担も負わなければならないし、単純な計算では結論は出ない。また、処理が遅れれば、それだけ売り手の側の金利負担も増大していく。しかし、細かな計算には、私は興味がない。重要なことは、西川社長は郵政民営化の切り札として、財界からやっと担ぎ出した貴重な人材であり、ちょっとぐらい問題があるからといって、切り捨てていたら、肝心の郵政民営化が頓挫しかねないということである。したがって、鳩山大臣の姿勢は、小の虫を殺して、大の虫を生かすとは反対の態度であり、それ自身、抵抗勢力と疑われかねないのである。したがって、麻生総理の鳩山大臣罷免は、極めて妥当な決断であった。しかるに、国民は局所だけを見て、鳩山大臣のぶち壊し的な判断に支持を送り、麻生首相の支持率はさらに低下してしまった。<br />
　国民の愚かさを示すこうしたケースを、われわれはしばらく前にも経験している。小泉首相のときの田中真紀子外務大臣である。この人は今でこそ、首相候補に挙げる人がなくなったが、以前は常連だった。もし本当に首相になっていたら、大変な騒ぎを起こしていたろう。外務大臣でさえ、まるで勤まらなかったのである。こういう一見おもしろいが、判断に感情が絡む、公私混同の呆れた女を持ち上げる国民の見る目のなさには、ただただ感嘆してしまう。小泉首相は、自らにっちもさっちもいかなくなった、この「お嬢様代」を罷免して、もつれたひもを解いてあげたが、このモンスターは、逆に逆恨みして、国民までそれに同調して、小泉首相の支持率を下げたのである。一般国民というのは、本当にバカである。</p>
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		<title>おぼっちゃまくん解散</title>
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		<pubDate>Sun, 19 Jul 2009 09:47:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　パソコンと没交渉のまま、随分日が経ってしまった。しかし、この間も私のホームページは活躍し続けて、医大前メンタルクリニックの新規患者さんのナンバーは、現時点で７８に到達した。 　この２週間には、公私にわたって、色々なことがあった。大きなところでは、日本の政治が曲がり角に来ている。一つの組織の崩壊の様をわれわれは眼前に、つぶさに観察している。羊だか鹿だか野牛だか、その他何という動物だったか忘れたが、大勢の烏合の衆が、断崖絶壁に向かって、一斉に突進している。それは死へのジャンプであるが、当事者たちを含めて、だれもこれを止めることができない。もちろん、麻生首相一人は、この死へのジャンプにストップをかけることができたが、彼はストップどころか、率先して突っ走っている。しかも、この時点で彼の頭にあったのは、政敵、「麻生下ろし」の中川、武部の名であり、彼らの裏をかいて、解散を決行しようと画策していたというのだから、お粗末も極まれりであろう。並の人間だったら、都議選の結果を見て、なおかつ自分の手で衆院選を戦おうという気にはならないだろう。しかし、この人、この大吉田茂の孫は、漢字が読めないだけでなく、今、目の前に起こっている、この現実が読めない。そして、大勢の仲間を道連れにし、組織を壊滅させる自爆解散を決行しようとしている。未だかつて、これほど狂ったリーダーを見た記憶がない。一将功成りて、万骨枯る！　しかし、麻生首相の場合は、何の功もない。彼は自分の近視眼的な、ちっぽけなエゴと体面を守るために、ヤケッパチに断崖に突き進もうというのである。近年の人間の劣化は、こんな低級な総理大臣を生み出すところまで来てしまった。この人の倫理感は「おぼっちゃまくん」のレベルではないか。太平洋の向こうには、前のブッシュ大統領とは比較にならぬ、模範的な大統領が出現した今、わが国の首相は、ますます「さもしい」ばかりである。 　しかし、もちろん、責任は麻生首相一人にのみあるのではない。彼に組織の崩壊に直結する、これだけの愚行を許す自民党多数派の責任も大きい。そもそもの最初から、こういう、失言を繰り返しては、すぐに訂正するような、見識のない、現実音痴のマンガ頭をトップに担いだ自民党議員にも大きな問題があった。彼らの愚かさが自らの落選を招くとすれば、それも因果応報かもしれない。 　最近、報道ステーションのコメンテーター（星浩氏？）は、こんなことを言っていた。反麻生、麻生の戦いは、所詮コップの中の争いで、そういうのは見るのはおもしろいかもしれないが、大勢には関係ないと。随分分かったようなことをいう人だ。もちろん、今はコップの中の争いかもしれない。しかし、もし、今、麻生首相が退陣して、新しい首相のもとで衆院選をすれば、自民党のダメージは、はるかに少なくて済むかもしれない。たとえば、舛添氏は、それほど卓越した仕事をしたとは思わないが、麻生首相よりはマシであることは間違いないであろう。それというのも、自民党の中にも有能な人は大勢いると思うし、民主党にも、問題点は少なくないと思われるからである。ところが、麻生首相一人のダメさが、二つの党の評価にあまりにも大きな差をつけ、国民の冷静な評価を狂わせてしまうのである。 　しかし、トゥー・レイト！　事ここに至っては、もはやこの愚かな集団の自滅、断崖からの転落の大スペクタクルを高みの見物といくしかないようだ。 　]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　パソコンと没交渉のまま、随分日が経ってしまった。しかし、この間も私のホームページは活躍し続けて、医大前メンタルクリニックの新規患者さんのナンバーは、現時点で７８に到達した。<br />
　この２週間には、公私にわたって、色々なことがあった。大きなところでは、日本の政治が曲がり角に来ている。一つの組織の崩壊の様をわれわれは眼前に、つぶさに観察している。羊だか鹿だか野牛だか、その他何という動物だったか忘れたが、大勢の烏合の衆が、断崖絶壁に向かって、一斉に突進している。それは死へのジャンプであるが、当事者たちを含めて、だれもこれを止めることができない。もちろん、麻生首相一人は、この死へのジャンプにストップをかけることができたが、彼はストップどころか、率先して突っ走っている。しかも、この時点で彼の頭にあったのは、政敵、「麻生下ろし」の中川、武部の名であり、彼らの裏をかいて、解散を決行しようと画策していたというのだから、お粗末も極まれりであろう。並の人間だったら、都議選の結果を見て、なおかつ自分の手で衆院選を戦おうという気にはならないだろう。しかし、この人、この大吉田茂の孫は、漢字が読めないだけでなく、今、目の前に起こっている、この現実が読めない。そして、大勢の仲間を道連れにし、組織を壊滅させる自爆解散を決行しようとしている。未だかつて、これほど狂ったリーダーを見た記憶がない。一将功成りて、万骨枯る！　しかし、麻生首相の場合は、何の功もない。彼は自分の近視眼的な、ちっぽけなエゴと体面を守るために、ヤケッパチに断崖に突き進もうというのである。近年の人間の劣化は、こんな低級な総理大臣を生み出すところまで来てしまった。この人の倫理感は「おぼっちゃまくん」のレベルではないか。太平洋の向こうには、前のブッシュ大統領とは比較にならぬ、模範的な大統領が出現した今、わが国の首相は、ますます「さもしい」ばかりである。<br />
　しかし、もちろん、責任は麻生首相一人にのみあるのではない。彼に組織の崩壊に直結する、これだけの愚行を許す自民党多数派の責任も大きい。そもそもの最初から、こういう、失言を繰り返しては、すぐに訂正するような、見識のない、現実音痴のマンガ頭をトップに担いだ自民党議員にも大きな問題があった。彼らの愚かさが自らの落選を招くとすれば、それも因果応報かもしれない。<br />
　最近、報道ステーションのコメンテーター（星浩氏？）は、こんなことを言っていた。反麻生、麻生の戦いは、所詮コップの中の争いで、そういうのは見るのはおもしろいかもしれないが、大勢には関係ないと。随分分かったようなことをいう人だ。もちろん、今はコップの中の争いかもしれない。しかし、もし、今、麻生首相が退陣して、新しい首相のもとで衆院選をすれば、自民党のダメージは、はるかに少なくて済むかもしれない。たとえば、舛添氏は、それほど卓越した仕事をしたとは思わないが、麻生首相よりはマシであることは間違いないであろう。それというのも、自民党の中にも有能な人は大勢いると思うし、民主党にも、問題点は少なくないと思われるからである。ところが、麻生首相一人のダメさが、二つの党の評価にあまりにも大きな差をつけ、国民の冷静な評価を狂わせてしまうのである。<br />
　しかし、トゥー・レイト！　事ここに至っては、もはやこの愚かな集団の自滅、断崖からの転落の大スペクタクルを高みの見物といくしかないようだ。<br />
　</h4>
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		<title>「人志松本のすべらない話」再び</title>
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		<pubDate>Wed, 08 Jul 2009 12:00:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　昨６月２７日、久しぶりにテレビで「人志松本のすべらない話」をやったので、大いに期待して見た。結果は失望である。やはり前回の千原ジュニアの「トキエ」のような大ホームランは、そうそう起こることではないのだ。今回の千原ジュニアの話は、その後思い出そうとしても、さっぱり出てこない。今回の割合おもしろい話としては、グランプリに輝いたほっしゃんの「ガス代」と猿の話がまずまずで、他に栃木県を売り物にしている漫才の人の、指でトンボの目を回そうとしていたら、トンボの首がとれて、そのまま飛んで行ったという話がショッキングだったが、あれは本当の話だろうか。規定ではこのすべらない話は、すべて実話と決まっているはずなのだが。 　今回集まったプレーヤーは、さすがに話のうまい人が多い。しかし、恐らく全員に共通する大きな欠点が目立った。それは話が落ちた後、プレーヤー本人ががたがたしゃべりすぎることである。グランプリのほっしゃんでさえ、先頭を切って、この悪弊に染まっていた。これでは賢くは見えない。注釈はいらない。もう勝負は終っている。繰り返しもいらない。ボケ老人ではないのだから。 　次回、この番組が放送されるとき、私はまた見ようという気持を起こすだろうか。（６月２８日）]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　昨６月２７日、久しぶりにテレビで「人志松本のすべらない話」をやったので、大いに期待して見た。結果は失望である。やはり前回の千原ジュニアの「トキエ」のような大ホームランは、そうそう起こることではないのだ。今回の千原ジュニアの話は、その後思い出そうとしても、さっぱり出てこない。今回の割合おもしろい話としては、グランプリに輝いたほっしゃんの「ガス代」と猿の話がまずまずで、他に栃木県を売り物にしている漫才の人の、指でトンボの目を回そうとしていたら、トンボの首がとれて、そのまま飛んで行ったという話がショッキングだったが、あれは本当の話だろうか。規定ではこのすべらない話は、すべて実話と決まっているはずなのだが。<br />
　今回集まったプレーヤーは、さすがに話のうまい人が多い。しかし、恐らく全員に共通する大きな欠点が目立った。それは話が落ちた後、プレーヤー本人ががたがたしゃべりすぎることである。グランプリのほっしゃんでさえ、先頭を切って、この悪弊に染まっていた。これでは賢くは見えない。注釈はいらない。もう勝負は終っている。繰り返しもいらない。ボケ老人ではないのだから。<br />
　次回、この番組が放送されるとき、私はまた見ようという気持を起こすだろうか。（６月２８日）</h4>
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		<title>日本うつ病学界のメッセージ</title>
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		<pubDate>Sun, 05 Jul 2009 16:09:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[　最近、日本うつ病学会の抗うつ薬の適正使用に関する委員会の名で「抗うつ薬の適切な使い方について――うつ病患者様およびご家族へのメッセージ――」（６月１６日付）が発表された。抗うつ薬の問題点が次から次へと出てくる。そのたびに、この学会――いや、日本中のほとんどの心療内科・精神科医たち――は、右往左往の大騒ぎなのだろう。以下にこのメッセージの全文を再録して、彼らの根本的な錯誤がどこにあるのか――最初から分かりきったことであるが――点検してみることにしよう。 　新規抗うつ薬の使用によって攻撃性や衝動性や自傷行為が増す例があることから、２００９年５月に選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）やセロトニン/ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（SNRI）といった新規抗うつ薬の使用上の注意に関する改訂が行われたことはご存知のことと思います。 　日本うつ病学会は、この問題を検討するために「抗うつ薬の適正使用に関する委員会」を立ち上げ、詳細な検討を加え、今後正式な「適正使用のための提言」を作成すべく準備を進めておりますが、多少時間を要することから、現段階で分かる情報をもとに学会としての見解を皆様にお伝えしようと思います。 　まず、これらの攻撃性や衝動性、自傷行為の出現の多くはアクティベーション・シンドローム（賦活症候群）といわれる症状の一部である可能性が高いと思われます。アクティベーション・シンドロームとは、抗うつ薬の服用開始（多くは２週間以内）や増量に伴って、不安、焦燥（イライラ、ソワソワ）、パニック発作、不眠、易刺激性（ちょっとしたことで怒りっぽくなったり敏感に反応すること）、敵意、衝動性、アカシジア（身体がソワソワ、ムズムズしてじっとしていられない状態）、軽躁・躁状態（普段より動き過ぎたり、しゃべり過ぎる、怒りっぽくなる）といった症状が出現することがあり、これらの症状の集まりのことを表す言葉です。 　新規抗うつ薬によりこれらの症状が出現したと言われていますが、アクティベーション・シンドロームは新規抗うつ薬だけでなく、従来から使用されているその他の抗うつ薬でも起こりうることが報告されています。東京女子医科大学病院の原田医師らの外来カルテ調査によると、神経精神科で新たに抗うつ薬が処方された方のうち、４．３％の方にこの状態出現が疑われた（これらの症状のひとつ、またはそれ以上が出現した）と報告されています。ただし、この状態は一過性のものであり、ご本人やご家族、周囲の方がこの症状を疑った際にはすぐに担当医に相談されることで対応が可能です。一般的な対応としては、担当医と相談の上、抗うつ薬を初めて服用された方中止すること、増量された方はその前の用量に戻すことが勧められます。また、必要であれば、抗不安薬の頓服、気分安定薬や抗精神病薬を追加投与することで改善することが一般的です。 　ただし、アクティベーション・シンドロームでみられる症状は病気そのものの症状と類似していることが多いのも事実です。うつ病及び、うつ状態ではイライラ感、焦燥感、衝動性の亢進や死にたい気持ちといった症状がみられることがありますし、双極性傷害（躁うつ病）の躁状態では不眠、易刺激性、イライラ、といった症状がみられることがしばしばあります。また、治療中にうつ状態から躁状態に変化すると、躁状態の症状として、不眠、イライラ、刺激により興奮しやすくなる（易刺激性）、あるいは衝動性の亢進などが現れます。 　うつ病及び、うつ状態の治療には薬物療法の他にも心理療法などさまざまな治療方法がありますが、抗うつ薬を中心とした薬物が最も早く効果を発現させ、確実に効果を表すとされています。 　ここで、ごく簡単に抗うつ薬の歴史を振り返っておきましょう。抗うつ薬が登場したのは１９５０年代ですが、それ以前は治療法と呼べるものは「持続睡眠療法」と「電気ショック療法」しかありませんでした。抗うつ薬の登場がうつ病の治療を大きく進歩させたことは明らかです。しかし、初期の抗うつ薬は副作用が多く、安全性にも問題があり、服用しづらいものでした。この半世紀の間に、できるだけ副作用少なく安全性の高い薬（最近で言えばSSRI,SNRIをはじめとする新規抗うつ薬）が開発されてきて、今日に至っています。しかし、まだまったく副作用のない薬を得るには至っていません。もともと薬にはプラス面（ベネフィット＝効果）とマイナス面（リスク＝副作用）があり、これらを秤にかけてプラス面がマイナス面を上回るときに薬として使うわけです。新規抗うつ薬についても同じことが言えますので、細心の注意を払いながら、その効果を最大限得られるように使用することが大切です。 　このたびの改訂は、新規抗うつ薬の使用とこれらの症状の因果関係が否定できない事例が存在したという理由で厚生労働省から製薬企業への指示を受けて行われました。皆様方も今回の報道に過剰に不安になることなく、治療にあたっての主治医からの説明をお聞きになった上で十分に意見」を交換し、必要に応じて対策を講じていただくことにより、こうした問題は軽減できるものと考えられますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 　以上、つまらない作文であるし、そもそもこの問題にどんな対策がありうるのか。私は何か対策があるとすれば、それは日本うつ病学会がうつ病の第一選択薬としてEBM式にSSRIを指定するような、馬鹿げた方針を改めることしかないと思う。上の著者は副作用の少ない、安全性の高い薬の第一にSSRI,SNRIを考えているようだが、全くどうかしている。確かに開発の最初の意図はそうだったかもしれないが、結果はそうなっていない。新規抗うつ薬の代表、パキシルなど、何も副作用がないと、かえってびっくりするぐらいだ。しかし、たまに使って、どんぴしゃりと効く場合もなくはない。また、新規抗うつ薬が古い抗うつ薬より効くという保証は全くない。両者の副作用も種類は違うが、どっこいどっこいではないかと思う。要するに、上の著者の新規抗うつ薬への過大評価、いわれなき信仰に最大の問題があるように思われる。私が使った限り、新規抗うつ薬は、決してあらゆるうつ病に効く、バラ色の薬なんかではありえない――場合によっては、うつ病を誘発さえしかねない――危険な薬であり、慎重な使用が求められる。要するに、使わないに越したことはないのだ。なお、私のうつ病の第一選択薬は、ある抗不安薬であり、これだけで９０％以上が改善する。 　]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h4>　最近、日本うつ病学会の抗うつ薬の適正使用に関する委員会の名で「抗うつ薬の適切な使い方について――うつ病患者様およびご家族へのメッセージ――」（６月１６日付）が発表された。抗うつ薬の問題点が次から次へと出てくる。そのたびに、この学会――いや、日本中のほとんどの心療内科・精神科医たち――は、右往左往の大騒ぎなのだろう。以下にこのメッセージの全文を再録して、彼らの根本的な錯誤がどこにあるのか――最初から分かりきったことであるが――点検してみることにしよう。</p>
<p>
　新規抗うつ薬の使用によって攻撃性や衝動性や自傷行為が増す例があることから、２００９年５月に選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）やセロトニン/ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（SNRI）といった新規抗うつ薬の使用上の注意に関する改訂が行われたことはご存知のことと思います。<br />
　日本うつ病学会は、この問題を検討するために「抗うつ薬の適正使用に関する委員会」を立ち上げ、詳細な検討を加え、今後正式な「適正使用のための提言」を作成すべく準備を進めておりますが、多少時間を要することから、現段階で分かる情報をもとに学会としての見解を皆様にお伝えしようと思います。<br />
　まず、これらの攻撃性や衝動性、自傷行為の出現の多くはアクティベーション・シンドローム（賦活症候群）といわれる症状の一部である可能性が高いと思われます。アクティベーション・シンドロームとは、抗うつ薬の服用開始（多くは２週間以内）や増量に伴って、不安、焦燥（イライラ、ソワソワ）、パニック発作、不眠、易刺激性（ちょっとしたことで怒りっぽくなったり敏感に反応すること）、敵意、衝動性、アカシジア（身体がソワソワ、ムズムズしてじっとしていられない状態）、軽躁・躁状態（普段より動き過ぎたり、しゃべり過ぎる、怒りっぽくなる）といった症状が出現することがあり、これらの症状の集まりのことを表す言葉です。<br />
　新規抗うつ薬によりこれらの症状が出現したと言われていますが、アクティベーション・シンドロームは新規抗うつ薬だけでなく、従来から使用されているその他の抗うつ薬でも起こりうることが報告されています。東京女子医科大学病院の原田医師らの外来カルテ調査によると、神経精神科で新たに抗うつ薬が処方された方のうち、４．３％の方にこの状態出現が疑われた（これらの症状のひとつ、またはそれ以上が出現した）と報告されています。ただし、この状態は一過性のものであり、ご本人やご家族、周囲の方がこの症状を疑った際にはすぐに担当医に相談されることで対応が可能です。一般的な対応としては、担当医と相談の上、抗うつ薬を初めて服用された方中止すること、増量された方はその前の用量に戻すことが勧められます。また、必要であれば、抗不安薬の頓服、気分安定薬や抗精神病薬を追加投与することで改善することが一般的です。<br />
　ただし、アクティベーション・シンドロームでみられる症状は病気そのものの症状と類似していることが多いのも事実です。うつ病及び、うつ状態ではイライラ感、焦燥感、衝動性の亢進や死にたい気持ちといった症状がみられることがありますし、双極性傷害（躁うつ病）の躁状態では不眠、易刺激性、イライラ、といった症状がみられることがしばしばあります。また、治療中にうつ状態から躁状態に変化すると、躁状態の症状として、不眠、イライラ、刺激により興奮しやすくなる（易刺激性）、あるいは衝動性の亢進などが現れます。<br />
　うつ病及び、うつ状態の治療には薬物療法の他にも心理療法などさまざまな治療方法がありますが、抗うつ薬を中心とした薬物が最も早く効果を発現させ、確実に効果を表すとされています。<br />
　ここで、ごく簡単に抗うつ薬の歴史を振り返っておきましょう。抗うつ薬が登場したのは１９５０年代ですが、それ以前は治療法と呼べるものは「持続睡眠療法」と「電気ショック療法」しかありませんでした。抗うつ薬の登場がうつ病の治療を大きく進歩させたことは明らかです。しかし、初期の抗うつ薬は副作用が多く、安全性にも問題があり、服用しづらいものでした。この半世紀の間に、できるだけ副作用少なく安全性の高い薬（最近で言えばSSRI,SNRIをはじめとする新規抗うつ薬）が開発されてきて、今日に至っています。しかし、まだまったく副作用のない薬を得るには至っていません。もともと薬にはプラス面（ベネフィット＝効果）とマイナス面（リスク＝副作用）があり、これらを秤にかけてプラス面がマイナス面を上回るときに薬として使うわけです。新規抗うつ薬についても同じことが言えますので、細心の注意を払いながら、その効果を最大限得られるように使用することが大切です。<br />
　このたびの改訂は、新規抗うつ薬の使用とこれらの症状の因果関係が否定できない事例が存在したという理由で厚生労働省から製薬企業への指示を受けて行われました。皆様方も今回の報道に過剰に不安になることなく、治療にあたっての主治医からの説明をお聞きになった上で十分に意見」を交換し、必要に応じて対策を講じていただくことにより、こうした問題は軽減できるものと考えられますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。</p>
<p>
　以上、つまらない作文であるし、そもそもこの問題にどんな対策がありうるのか。私は何か対策があるとすれば、それは日本うつ病学会がうつ病の第一選択薬としてEBM式にSSRIを指定するような、馬鹿げた方針を改めることしかないと思う。上の著者は副作用の少ない、安全性の高い薬の第一にSSRI,SNRIを考えているようだが、全くどうかしている。確かに開発の最初の意図はそうだったかもしれないが、結果はそうなっていない。新規抗うつ薬の代表、パキシルなど、何も副作用がないと、かえってびっくりするぐらいだ。しかし、たまに使って、どんぴしゃりと効く場合もなくはない。また、新規抗うつ薬が古い抗うつ薬より効くという保証は全くない。両者の副作用も種類は違うが、どっこいどっこいではないかと思う。要するに、上の著者の新規抗うつ薬への過大評価、いわれなき信仰に最大の問題があるように思われる。私が使った限り、新規抗うつ薬は、決してあらゆるうつ病に効く、バラ色の薬なんかではありえない――場合によっては、うつ病を誘発さえしかねない――危険な薬であり、慎重な使用が求められる。要するに、使わないに越したことはないのだ。なお、私のうつ病の第一選択薬は、ある抗不安薬であり、これだけで９０％以上が改善する。<br />
　</h4>
]]></content:encoded>
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